
| 施設タイプ | リゾートホテル 浴室・露天風呂新設工事 |
| 工事種別 | デザイン・設計・施工 |
| 所在地 | 千葉県鴨川市 |
| 竣工年 | 2020年 |
課題
ホテルの浴室新設・露天風呂追加は、建築・防水・給排水・濾過循環・電気設備が複雑に絡み合う工事です。特に海沿いのリゾートホテルならではの以下の課題がありました。
施設オーナーの悩み
- 既存ホテルに浴室と露天風呂を新設するため、建物の構造・既存配管との取り合いを把握した上で設計を進める必要があった
- 露天風呂は海風・塩害・日射に耐える素材・防水仕様の選定が必要で、内陸施設とは異なる設計基準が求められた
- 「こんな温泉にしたい」というイメージベースの要望を、CGパースで可視化してオーナーに確認しながら設計を進める必要があった
- 内風呂の大型プール浴槽と露天の壺湯・開放浴槽という複数の浴槽形式を同一施設に組み込む配管・濾過循環の設計難易度が高い
施工のポイント
① CGパースによる設計提案で「イメージのズレ」をゼロに

着工前にCGパースを作成し、内風呂・露天風呂それぞれの完成イメージをオーナーと共有。「ふわっとした要望」を具体的なビジュアルに落とし込んでから施工に入ることで、完成後の「思っていたのと違う」を防ぎました。
② 内風呂・露天風呂の異なる仕様を一括設計

大型の内風呂(木調天井×石タイル仕上げ・全面ガラス窓で開放感を確保)と、露天の壺湯・開放浴槽(ウッドデッキ・ヤシの木を活かしたリゾート感)は、それぞれ求められる防水仕様・排水計画・濾過システムが異なります。これらを別業者に分離発注せず、TMSが設計から施工まで一括管理することで工程の整合性を確保しました。
③ 塩害環境に対応した素材・防水仕様の選定

千葉・鴨川の海沿い立地に合わせ、露天部分は塩害に強い外装素材・防水工法を採用。長期的なメンテナンスコストも考慮した仕様選定を行いました。
④ 建築・設備・濾過循環をワンストップで統合

浴槽の濾過循環システム・給湯設備・排水計画・電気設備を建築工事と同時に設計・施工。「建築が終わってから設備を入れる」という後工程での手戻りを排除し、スムーズな竣工を実現しました。
